日国友の会

せいりょういく【清涼育】

読者カード 用例 2024年02月11日 公開

2020年06月11日 古書人さん投稿

用例:蠶の飼育法は近來大に進歩して飼育高尚になり温暖育(おんだんいく)、清凉育(セイリャウイク)、折衷育(せっちういく)等が行はれますけれども〔飼育法〕
『再訂増補養蠶術講義』 1890年8月11日 講述者 松永伍作
語釈:〔名〕蚕の飼育法の一つ。火力などを使って蚕室内を暖めないで、自然の気候のままに任せること。清涼飼い。←→温暖育。

コメント:遡ります

編集部:2007年9月23日付けで、太田轍(編)『農芸大事林』(1907)の例をご紹介いただいていますが、さらに、17年さかのぼります。

著書・作品名:再訂増補養蠶術講義

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1890年8月11日

著者・作者:講述者 松永伍作

掲載ページなど:43ページ後ろから3行目

発行元:有隣堂