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サイプレス

読者カード 語釈 2024年03月13日 公開

2020年07月09日 古書人さん投稿

用例:材木ハ麻栗樹(チーク)、柏樹(セダル)、楓樹(サイカモル)、羅漢松(サイプレッス)〔植物及動物〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎(譯)
語釈:〔名〕(英 cypress)「らかんしょう(羅漢松)」に同じ。

コメント:解釈が異なるようですが、遡ります

編集部:第2版の語釈は〈「いとすぎ(糸杉)」に同じ〉とありますが、糸杉がヒノキ科の常緑高木であるのに対し、用例中の「羅漢松」はマキ科の常緑高木ですので、ブランチは分けた方がいいでしょうね。ちなみに、「羅漢松」の語釈は〈「らかんまき(羅漢槇)に同じ〉とあり、「羅漢槇」の語釈は「マキ科の常緑低木。中国原産で生垣などにして栽植される。高さ約五メートル。イヌマキの変種とされ似ているが、葉が短く密生するもの。種子の形が坊主頭なのを、まだ仏になりきらない羅漢にたとえていう。漢名、羅漢松。学名 Podocarpus macrophyllus var. maki 」となっています。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎(譯)

掲載ページなど:21ページ後ろから2行目左注

発行元:文部省(再版発行所 青史社)