日国友の会



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はつが【発芽】

読者カード 用例 2024年03月13日 公開

2020年07月09日 古書人さん投稿

用例:マングローブ(其種ハ枝頭ニ在テ既ニ發芽ノ力ヲ見ル外殻ハ赤棕色ニシテ内ニ軟肉ヲ有ツ味甘ニシテ食フベシ樹皮ハ柔革ヲ作リテ用ヰル)竹(バンブー)、榕樹(バンヤン)、蕉樹(プレンテーン)、椰子(コヽー)、パルム(棕梠ノ類)ノ数種、〔植物及動物〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎譯
語釈:〔名〕(1)めぐむこと。植物が芽を出すこと。休止していた芽(休眠芽)が生長を始めること。さらに花粉、胞子などからその世代の植物体の発生が始まることをもいう。種子の場合は種子中の幼芽や幼根の生長の開始をさすが、一般にはこのどちらか一方が種子外に現われ出たときをもって発芽としていることが多い。芽生え。出芽(しゅつが)。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:2019年6月3日付けで、『中央商業新報』1894年8月30日付け記事の例をご紹介いただいていますが、さらに、15年さかのぼります。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎譯

掲載ページなど:21ページ後ろから1行目割注

発行元:文部省(再版発行所 青史社)