うねめのみや【采女宮】
読者カード 用例 2024年03月15日 公開
用例: | 三輪よりならへ〈略〉▲うねめの宮 池の西ににしむき也〔京より大和へ出〕 |
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『諸国案内旅すゞめ(五)』 1701年 吉田幸一(蔵) | |
語釈: | 奈良の猿沢の池の畔にある祠(ほこら)。帝寵の衰えたのを嘆き、猿沢の池に投身した采女を祀った。また、この祠は後ろ向きに建てられているところから転じて、後ろ向き、尻(しり)を向ける、遊女が客を振ることなどのたとえにいう。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、雑俳『柳多留-一二』(1777)の例が早いのですが、76年さかのぼります。
著書・作品名:諸国案内旅すゞめ(五)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1701年
著者・作者:吉田幸一(蔵)
掲載ページなど:316ページ5行目
発行元:古典文庫