はっぽうざい【発泡剤】
読者カード 用例 2024年03月17日 公開
用例: | 〔療法〕〈略〉吐劑、興奮藥等ヲ内用ニ供シ皮膚摩擦法ヲ行ヒ胸部ニ大ナル發泡劑ヲ貼シ又氷水或ハ醋水ノ灌腸ヲ施ス等其治則ナリトス(急性肺水腫) |
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『改正増補臨床医典』 1898年1月2日 筒井八百濡珠(編) | |
語釈: | 〔名〕「はっぽうやく(発泡薬)」に同じ。 |
コメント:遡ります
編集部:2008年7月3日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、8年さかのぼります。ちなみに、「発泡薬」の語釈は「皮膚に貼布してその部に水泡を生じさせる薬剤。不揮発性薬剤を用い、皮膚刺激により体内の炎症を表面に導くという考えから使用された。カンタリス、唐辛子、アブリンの類。発泡剤」となっています。
著書・作品名:改正増補臨床医典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1898年1月2日
著者・作者:筒井八百濡珠(編)
掲載ページなど:391ページ3行目(15版)
発行元:南江堂書店