日国友の会



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ペリカン

読者カード 用例 2024年03月19日 公開

2020年07月15日 古書人さん投稿

用例:鵁鶄(ストーク)、蒼鷺(ヘロン)、鸕̪̪鷥(コルモラント)、塘鵞(ペリカン)、雀皇(ボルドヲフパラダイス)、其他羽毛粲麗ノ鳥類多シト雖モ〔植物及動物〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎(譯)
語釈:〔名〕(英 pelican)ペリカン科の大形の水鳥の総称。世界の熱帯を中心に六種が分布する。体形はどの種も同様で、大きな嘴(くちばし)をもち、下嘴に収縮できる大きな袋がある。この袋を利用して一時に多くの魚をとるが、その中に長く魚を蓄えておくことはない。羽色はほぼ全身白色の種と褐色の種とがあり、褐色系のペリカンは空中から飛び込んで魚をとる。白色系の種は水面を泳ぎながら採餌する。どの種も集団性が強く、群れをなして生活し、集団繁殖をする。学名はPelecaridae

コメント:遡ります

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が早いのですが、5年さかのぼります。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎(譯)

掲載ページなど:23ページ後ろから1行目左注

発行元:文部省(再版発行所 青史社)