日国友の会



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ジャングル

読者カード 用例 2024年03月27日 公開

2020年07月24日 古書人さん投稿

用例:又低卑湿溽ノ地方ハ常ニ泥濘莽叢ニシテ耕耘スヘカラス號シテ藪澤(ジュングル)ト謂フ、〔土地ノ区別〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎(譯)
語釈:〔名〕(1)(英 jungle)樹木が密生し下生えの繁茂した熱帯の森林。常緑樹、つる植物などが密生する。熱帯雨林をさすこともあるが、その縁辺部の森林をいうことが多い。密林。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:「ジュングル」は「ジャングル」の異形と考えられますね。2018年9月22日付けで、ねじり草さんに、国木田独歩『暹羅の古都』(1900)から「乱樹(ジャングル)」の例をご紹介いただいていますが、さらに、21年さかのぼります。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎(譯)

掲載ページなど:36ページ後ろから3行目

発行元:文部省(再版発行所 青史社)