日国友の会

おりべどこ【織部床】

読者カード 用例 2024年03月30日 公開

2020年07月27日 古書人さん投稿

用例:床ハ疊床(たゝみとこ)、いたとこ、ひきこみ床、織部床(ヲリベトコ)等その座舗の結構により、便宜をはかりて、設くへし、〔家屋建築〕
『家事経済書 全』 1890年4月13日 飯島半十郎
語釈:〔名〕古田織部好みの床(とこ)の様式。床の間を作らないで天井の回縁(まわりぶち)の下の壁面に、幅一五~一八センチメートルほどの化粧板を取り付け、折りくぎを打って掛物をかけるようにしたもの。その化粧板を織部板という。

コメント:遡ります

編集部:2008年9月2日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第三巻』(1930)の例をご紹介いただいていますが、さらに、40年さかのぼります。

著書・作品名:家事経済書 全

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1890年4月13日

著者・作者:飯島半十郎

掲載ページなど:164ページ6行目〔『通俗教育全書(第77編)』、1890〕

発行元:博文館