こびん【小瓶】
読者カード 用例 2024年04月09日 公開
用例: | 又小瓶に花をさすにハ、痩形(やせかた)なるかよし、〔室内の粧飾〕 |
---|---|
『家事経済書 全』 1890年4月13日 飯島半十郎 | |
語釈: | 〔名〕小さなびん。小形のびん。 |
コメント:遡ります
編集部:「こびん」と読めば、第2版では、小栗風葉『青春』(1905-06)の例が早いのですが、16年前後さかのぼることになります。「瓶中」に「びんちう」とルビがあるので、おそらく「小瓶」もここでは「こびん」と読ませているとは思われますが、この当時「おがめ」「こがめ」とも読まれる例があることを考えれば、やはり確例が欲しいところではあります。
著書・作品名:家事経済書 全
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1890年4月13日
著者・作者:飯島半十郎
掲載ページなど:225ページ後ろから1行目〔『通俗教育全書(第77編)』、1890〕
発行元:博文館