メアンダー
読者カード 語釈 2021年10月16日 公開
用例: | 河流の蛇行徑路(メアンダー)に就ては從來色々の硏究があり |
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『自然界の縞模様』 1933年2月1日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(英 meander)河川の蛇行。曲流。(cf.大辞林第四版(三省堂)) |
コメント:用例が載っていないので。ルビでの例です。初出(昭和八年二月、科學)とあります。
編集部:第2版の語釈は「建築・工芸に用いられる装飾模様の一種。直角に幾度も折れ曲がる線を横に繰り返し連続させた模様。西洋における雷文(らいもん)、卍くずし。また、その変形で、波状の曲線が連続するもの」となっていますが、頭注に(英 meander 本来は蛇行の意。小アジアのマイアンドロス川(メンデレス川)に由来)とあり、ここを開いてブランチとして立てることになりますね。
著書・作品名:自然界の縞模様
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1933年2月1日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:80ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆四』、1992年3月4日第1刷発行〕
発行元:岩波書店