ねったいぎょ【熱帯魚】
読者カード 用例 2020年09月09日 公開
用例: | 此頃、熱帯魚を賣る店先を通るときは大抵いつでも五分や十分は立止まつて種々な種類の魚の動作を觀察する癖がついた。〈十〉 |
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『破片』 1934年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕熱帯・亜熱帯域に産する魚。ネオンテトラ、グッピー、アロワナなどの淡水魚やチョウチョウウオ類、キンチャクダイ類、ヘラ類などの海水魚などがおり、姿、色彩の優美なものが多いため観賞用に飼育される。 |
コメント:投稿例(1938)よりも遡ります。初出(昭和九年十一月、中央公論)とあります。
編集部:2004年8月2日付けで、収集堂さんに、『新万葉集 第三巻』(1938)の例をご紹介いただいていますが、さらに、4年さかのぼります。
著書・作品名:破片
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1934年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 169ページ本文12行目
発行元:岩波書店