いちエネルギー【位置ー】
読者カード 用例 2020年09月13日 公開
用例: | 災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするやうに努力してゐるものは誰あらう文明人そのものなのである。 |
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『天災と國防』 1934年11月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕(エネルギーは ドイツ Energie)物体がその位置によって潜在的にたくわえているエネルギー。ポテンシャル‐エネルギー。 |
コメント:辞典からの投稿例(1925)ほど古い例ではありませんが、辞典以外の例としては投稿例(1953)よりも遡るので、投稿します。初出(昭和九年十一月、經濟往來)とあります。
編集部:2005年6月16日付けで、古書人さんに、桑島正夫編『電気工学術語集』(1925)の例をご紹介いただいていますが、文例としては、2005年6月7日付けな末広鉄男さんにご紹介いただいている岩波書店編集部『電力』(1953)よりも19年さかのぼることになります。
著書・作品名:天災と國防
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1934年11月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 179ページ本文9ページ
発行元:岩波書店