日国友の会



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おおむこう【大向】

読者カード 用例 2024年04月27日 公開

2020年08月25日 古書人さん投稿

用例:われ等見物したる日は、あたかも此新幕の出でし當日なりしが、大向(オホムカ)ふ連中より半疊を打込まれて、〔雑録 玉櫛笥(上)・善く泣く〕
『文藝倶楽部(第二巻第七編)』 1896年6月10日 白峯生
語釈:〔名〕(2)立見席の観客。この中には芝居好きの目の肥えた観客が多かったところから、転じて芝居通(つう)の人。また、一般大衆の見物人。文学などの読者や批評家などについても、比喩的にいう。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、小田切秀雄『太宰治の死』(1948)の例が添えられていますが、52年さかのぼります。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第七編)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1896年6月10日

著者・作者:白峯生

掲載ページなど:213ページ下段後ろから7行目

発行元:博文館