日国友の会



現在「会員登録」「お問い合わせ」は休止しております。ご不便をおかけしますがご了承ください。(2024年3月28日)

てりふりぼうず【照降坊主】

読者カード 項目 2024年04月28日 公開

2020年08月26日 古書人さん投稿

用例:梅飛び櫻散り、桃の紙雛(かみひな)泥に蹂躙れて、照降坊主(テリフリバウズ)檐に晴を占ふ五月雨空。〔詞筵 菖蒲廼節會〕
『文藝倶楽部(第二巻第七編)』 1896年6月10日 束松露香
語釈:〔名〕「てるてるぼうず(照照坊主)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:例が少ないですが、言葉の構成と意味からは通じるものがあるので、あるいは同義の語としてこうも言われることがあったのかもしれませんね。さらに用例を探してみたいところです。ちなみに、「照照坊主」の語釈は「翌日の晴天を祈って、軒下などにつるす紙の人形。四角い紙の真中に芯(しん)を入れ、それをまるくしばった簡単なものもある。願いがかなって晴天になれば墨で眼睛(ひとみ)を書き、または神酒(みき)を供えて川に流したりする。てるてるぼうし。てりてりぼうず。てりてりほうし。てれてれぼうし。てりほうし。てりびな」となっています。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第七編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年6月10日

著者・作者:束松露香

掲載ページなど:215ページ上段本文1行目

発行元:博文館