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じょうしょうきりゅう【上昇気流】

読者カード 用例 2020年12月22日 公開

2020年09月01日 ubiAさん投稿

用例:独逸人はすぐに、發動機なしで、勿論水素なども使はず、唯風の弛張と上昇氣流を利用するだけで上空を翔けり步く硏究を始めた。
『短章その一 無題(三十九)』 1922年8月 寺田寅彦
語釈:〔名〕上向きの大気の流れ。上昇する大気の流れ。雲や雨の原因となる。←→下降気流。

コメント:第二版の用例(1924)よりさかのぼります。初出(大正十一年八月、澁柿)とあります。

編集部:第2版では、寺田寅彦『伊吹山の句に就て』(1924)の例が早いのですが、2年さかのぼります。

著書・作品名:短章その一 無題(三十九)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1922年8月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 49ページ本文2行目

発行元:岩波書店