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さんじげん【三次元】

読者カード 用例 2020年12月26日 公開

2020年09月03日 ubiAさん投稿

用例:此れは、三次元の世界に住する吾等の思惟を超越した複雜な世界である。
『短章その一 無題(六十四)』 1927年5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕三つの方向にむかうひろがりをもっていること。たとえば、われわれの身のまわりの空間は、長さと幅と高さ(深さ)をもっているから三次元である。

コメント:第二版の用例(1930)よりさかのぼります。初出(昭和二年五月、澁柿)とあります。

編集部:第2版では、寺田寅彦『映画時代』(1930)の例が早いのですが、さらに、3年さかのぼります。

著書・作品名:短章その一 無題(六十四)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1927年5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 86ページ本文7行目

発行元:岩波書店