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きっぷうりば【切符売場】

読者カード 用例 2020年12月30日 公開

2020年09月05日 ubiAさん投稿

用例:あの五十錢銀貨一枚を財布からつまみ出して切符賣場の大理石の板の上へパチリと音を立てるとすぐに切符が眼前に出現するところに一種の爽かさがある。
『短章その一 曙町より(二十四)』 1935年5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕切符を売る所。出札所。

コメント:第二版の用例(1957~58)よりさかのぼります。初出(昭和十年五月、澁柿)とあります。

編集部:第2版では、中野重治『梨の花』(1957-58)の例が添えられていますが、さらに、23年ほどさかのぼります。

著書・作品名:短章その一 曙町より(二十四)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1935年5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆六 1992年5月7日第1刷発行 181ページ本文4行目

発行元:岩波書店