日国友の会



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ジャワとう【—島】

読者カード 用例 2024年05月06日 公開

2020年09月06日 古書人さん投稿

用例:而シテ瓜哇(ジャヴァ)島ノ伯帶庇亞(バタヴィア)ヲ占有シ一千六百四十年ニ於テ葡萄牙所轄東印度ノ都府タル馬拉加(マラッカ)ヲ略取シ〔近世史記〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎(譯)
語釈:インドネシア共和国の西部、大スンダ列島の南東部にある島。同国の首都ジャカルタがある。北側はジャワ海、南側はインド洋に面し、火山帯が中央部を走る東西に細長い島で、ジャワ原人の骨が発見された人類発祥地の一つ。古くからインド人が移住して高度の文化が開けた。一四世紀に成立したモジョパイト王国は、まもなく東進してきたイスラムの支配を受け、さらに一七世紀からはオランダの東南アジア支配の基地となった。第二次世界大戦中は日本軍の軍政下におかれた。ジャワ。

コメント:遡ります

編集部:2009年9月11日付けで、松島剛『中外地理学 外国之部』(1898)の例をご紹介いただいていますが、さらに、19年さかのぼります。「爪哇」の確例としても貴重ですね。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎(譯)

掲載ページなど:52ページ5行目

発行元:文部省(再版発行所 青史社)