日国友の会

ふかがわなべ【深川鍋】

読者カード 項目 2024年05月14日 公開

2020年09月14日 古書人さん投稿

用例:富岡八幡宮は深川に在り、〈略〉この邊り飲食店相並び、深川鍋(フカガハナベ)の香りが鼻を衝いて泥砂黑く、地の海に近いことが知られる。〔東京及其附近〕
『鐵道旅行案内』 1914年6月23日 鐵道院
語釈:〔名〕昆布で出汁をとった味噌汁にあさりの剥き身とネギなどを入れて食べる鍋料理。 どんぶり飯にかけて「深川飯」としても食される。あさりやバカガイの産地として知られた東京都江東区の「深川」にちなんでその名がつく。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。ちなみに、「深川飯」は見出しにあり、語釈は「アサリの剥身を炊き込んだ味付け飯。また、アサリの剥身とネギの味噌汁を上から掛けたどんぶり飯。江戸深川の名物とされた」となっています。

著書・作品名:鐵道旅行案内

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1914年6月23日

著者・作者:鐵道院

掲載ページなど:9ページ後ろから2行目

発行元:博文館