日国友の会

かいきチフス【回帰—】

読者カード 用例 2024年05月18日 公開

2020年09月17日 古書人さん投稿

用例:〇回歸窒扶斯(再歸熱) Typhus recurrens.(Febris recurrens)チフス、レクルレンス(フェブリス、レクルレンス)
『改正増補臨床医典』 1898年1月2日 筒井八百濡珠(編)
語釈:〔名〕(チフスはオランダtypheus)《かいきチブス》「かいきねつ(回帰熱)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『風俗画報-二〇九号』(1900)の例が添えられていますが、さらに、2年さかのぼります。ちなみに、「回帰熱」の語釈は「シラミやダニの媒介によって感染する病気。伝染性がある。スピロヘータが体内に侵入すると、悪寒、ふるえ、高熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、黄疸(おうだん)などを生じる。熱は四~一〇日間続いていちおう下がり、他の症状も消失するが、約一週間の平熱期間をおいて、同じ症状を繰り返す。再帰熱。回帰チフス」となっています。

著書・作品名:改正増補臨床医典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1898年1月2日

著者・作者:筒井八百濡珠(編)

掲載ページなど:530ページ後ろから5行目(15版)

発行元:南江堂書店