日国友の会

とぎすます【研澄】

読者カード 語釈 2024年05月19日 公開

2020年09月18日 古書人さん投稿

用例:猫も、狐も、腕に撚かけ、爪磨(ト)ぎすまし、樂花の、お約束の、と前から散々鼻下長を悩まし、〔雑録・京都祇園會〕
『文藝倶楽部(第二巻第八編)』 1896年7月15日 靑軒居士
語釈:〔他サ五(四)〕念入りに磨いて鋭くする。

コメント:解釈1も2も該当しないようなので

編集部:この場合は爪ですから、くもりのないようにするのではなく、鋭くすると解した方が(2)の転義「心の働きを鋭くする」とも通じ合うことになりますね。語釈と用例を調整して別途ブランチを検討すべきかと思います。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第八編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年7月15日

著者・作者:靑軒居士

掲載ページなど:176ページ下段8行目

発行元:博文館