日国友の会

せんこうだい【線香代】

読者カード 用例 2024年05月21日 公開

2020年09月21日 古書人さん投稿

用例:藝娼妓に紋日の實入あり。此日の線香代(センカウダイ)平日(へいじつ)より高し。〔雑録・浪華々街事情(ニ)〕
『文藝倶楽部(第二巻第八編)』 1896年7月15日 贅 翁
語釈:〔名〕(2)芸者・娼妓などの揚代(あげだい)。上方では、花代と称した。もと、揚代を計算するのに線香一本のともる間を単位として時間を計ったところからいう。玉代(ぎょくだい)。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、『報知新聞』明治三八年(1905)四月四日付け記事の例が添えられていますが、さらに、9年さかのぼります。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第八編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年7月15日

著者・作者:贅 翁

掲載ページなど:185ページ下段後ろから5行目

発行元:博文館