日国友の会

うみじり【湖尻】

読者カード 項目 2024年05月22日 公開

2020年09月23日 古書人さん投稿

用例:箱根〈略〉強羅より左すれば小涌谷、湯の花澤、蘆ノ湯に至るべく、右すれば大涌谷、姥子を經て湖尻(ウミジリ)に至る、〔東海道本線〕
『鐵道旅行案内』 1914年6月23日 鐵道院
語釈:神奈川県箱根町足柄下郡箱根町元箱根にある温泉。芦ノ湖北端の湖尻から,姥子に至るまでの間にある。泉質は石膏泉・含芒硝重炭酸土類泉である。入浴の効能はリウマチ性疾患・動脈硬化症・創傷・痛風など。「こじり」ともいう。〔cf.『新版角川日本地名大辞典』@JapanKnowledge"こじりおんせん(湖尻温泉)"〕

コメント:遡ります

編集部:2012年3月5日付けで、谷口梨花『汽車の窓から 西南部』(1918)の例をご紹介いただいていますが、さらに、4年さかのぼります。

著書・作品名:鐵道旅行案内

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1914年6月23日

著者・作者:鐵道院

掲載ページなど:23ページ4行目

発行元:博文館