日国友の会

げんかく【幻覚】

読者カード 用例 2024年05月26日 公開

2020年09月26日 古書人さん投稿

用例:(診候)幻覚、妄想観念ヲ以テ主徴トナス幻覺ナクシテ錯覺ノ存スルコトアリ〔偏執狂〕
『改正増補臨床医典』 1898年1月2日 筒井八百濡珠(編)
語釈:〔名〕実際には感覚刺激や対象がないのに、それが実在しているように感覚的に認知したり、認知したと感じる感覚。刺激を受けないのに、それを受けたように感じる異常な知覚。幻影の知覚。広義には錯覚を含む。幻感。

コメント:遡ります

編集部:2006年1月10日付けで、『中外医事新報』(第628号、1906.05.20)の例をご紹介いただいていますが、8年さかのぼります。

著書・作品名:改正増補臨床医典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1898年1月2日

著者・作者:筒井八百濡珠(編)

掲載ページなど:412ページ7行目(15版)

発行元:南江堂書店