日国友の会



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とりつけさわぎ【取付騒】

読者カード 用例 2021年05月27日 公開

2020年10月02日 とねさん投稿

用例:この未曾有の大震災の勃發と同時に、京濱の金融機關は全く其の機能を停止し、比較的被害の輕微なりし關東他地方の金融機關も休業を發表したものが多く、俄然金融界は恐怖に掩はれて、阪神地方の銀行にまで取附(トリツ)け騷(サワ)ぎを見、それが地方に擴がらんず形勢となつた。
『大正大震災大火災』 1923年10月1日 大日本雄弁会・講談社(編)
語釈:〔名〕取付(5)が原因で、銀行などに起きる騒動。

コメント:わずかですが遡ります。

編集部:第2版では、徳永直『太陽のない街』(1929)の例が添えられていますが、さらに、6年さかのぼることになります。

著書・作品名:大正大震災大火災

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1923年10月1日

著者・作者:大日本雄弁会・講談社(編)

掲載ページなど:89ページ

発行元:大日本雄弁会・講談社