ぎすけに【儀助煮】
読者カード 用例 2021年03月21日 公開
用例: | 寬子儀助煑を買ひ來る。 〔大正五(1916)年二月二十二日〕 |
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『寺田寅彦日記』 1916年2月22日 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕ゆでて干した小だいや小えびなどを甘辛く煮、とうがらし粉、青のり、けしの実などをかけ、焙炉(ほいろ)であぶりかわかした料理。宮野儀助の創製によるのでこの名がある。福岡県の名物。 |
コメント:第二版の用例(1930)よりさかのぼります。
編集部:第2版では、長岡規矩雄『新時代用語辞典』(1930)の例が添えられていますが、さらに、14年さかのぼることになります。
著書・作品名:寺田寅彦日記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1916年2月22日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:171ページ本文8行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕
発行元:岩波書店