日国友の会

パラダイスロスト

読者カード 項目 2024年06月02日 公開

2020年10月02日 古書人さん投稿

用例:されど、人動もすれば曰く、「パラダイス、ロスト」の如き偉大の想は、到底之を七五の調に譯するを得ずと。〔文學・詩と散文〕
『太陽(第貮巻第1号)』 1896年1月5日 大町桂月
語釈:(英 Paradise Lost)「しつらくえん(失楽園)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:訳語「失楽園」が定着するまえはけっこう原題で呼ばれていたようですね。ちなみに、「失楽園」の語釈は「(原題 英 Paradise Lost)叙事詩。J=ミルトン作。一六六七年完成。神にそむいて地獄に落ちた反逆の天使サタンに誘惑されて、アダムとイブが原罪を犯し、楽園を追われ、キリストの贖罪(しょくざい)に希望をつなぐ姿を描く。そのすぐれた詩風は後代のワーズワース、シェリー、キーツなどに影響を与えた。楽園喪失」となっています。

著書・作品名:太陽(第貮巻第1号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:大町桂月

掲載ページなど:91ページ下段後ろから7行目

発行元:博文館