のりべに【血紅・糊紅】
読者カード 用例 2024年06月05日 公開
用例: | ヌッと現れたる菊五郎の額に、血の生々と流れたるを、舞臺の上の血紅(ノリベニ)ぞと知らず、これも驚きのあまりに氣絶したるにて、〔雑報・四谷怪談〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第八編)』 1896年7月15日 編輯人 宮澤春文 | |
語釈: | 〔名〕(1)歌舞伎小道具の一つ。蘇芳(すおう)など紅色の染料にうどん粉を入れて煮たりして、血のりのようにしたもの。本物の血が流れ出たように見せるために用いる。 |
コメント:解釈1の事例で遡ります
編集部:第2版では、六代目桂文治の落語『田舎芝居』(1899)の例が早いのですが、さらに、3年さかのぼります。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第八編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年7月15日
著者・作者:編輯人 宮澤春文
掲載ページなど:239ページ下段4行目
発行元:博文館