日国友の会

ユーカリ

読者カード 用例 2024年06月06日 公開

2020年10月07日 古書人さん投稿

用例:コーアラ〈略〉主に樹上に生活し、黄昏或は夜間出て徘徊し、主にユーカリの葉を食ひ、また植物の根を食ふ為に地を穿つ。〔第二篇・脊椎動物・哺乳類・有袋類〕
『内外普通脊椎動物誌』 1935年5月5日 秋山蓮三
語釈:〔名〕(ラテン eucalyptus から)フトモモ科の常緑大高木。オーストラリア原産。原産地では高さ六〇メートルに達する。葉には芳香があり白粉におおわれ、上葉はゆがんだ披針形で下葉は卵状楕円形。夏、枝梢の葉腋に径約四センチメートルの緑白色の花が咲く。果実は径約二・五センチメートルの半球形で四稜(りょう)がある。材は建築・船舶用。樹皮・葉は解熱薬に使われ、また、葉を蒸留してユーカリ油を製する。なお、ユーカリ属にはおよそ五〇〇種あり、大部分がオーストラリアに生える。街路樹、用材、製油用等に植栽され、日本には十数種が移入されている。学名はEucalyptus 〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『音引正解近代新用語辞典』(1928)が典拠として示されているだけですね。

著書・作品名:内外普通脊椎動物誌

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年5月5日

著者・作者:秋山蓮三

掲載ページなど:315ページ1行目

発行元:受験研究社