日国友の会

れきししょうせつ【歴史小説】

読者カード 用例 2024年06月07日 公開

2020年10月08日 古書人さん投稿

用例:廿七年の前半期に於て呼聲の可なりに高かりし歴史小説も一時中等以下の讀者を壟斷せんず勢ありし探偵小説も日清戦争と共に一頓挫して再び振はず、〔文學・明治廿八年の文學界(一)〕
『太陽(第貮巻第壹號)』 1896年1月5日 編輯兼発行人 岸上 操
語釈:〔名〕歴史上の事件・人物・風俗など、史実を素材として構成された小説。時代小説がロマンチックな筋の展開を主として通俗的興味に訴えるのに対して、史実に即した事件や人物の発展を通して歴史の本質を描写することをめざす。また、現代的主題を描くのに歴史的な素材を借りて構成した小説にもいう。歴史的小説。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:第2版では、『国民新聞』‐明治三〇年(1897)一月三日付け記事の例が早いのですが、さらに、1年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹號)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:編輯兼発行人 岸上 操

掲載ページなど:103ページ下段1行目

発行元:博文館