日国友の会

れいすいよく【冷水浴】

読者カード 用例 2024年08月13日 公開

2003年03月26日 古書人さん投稿

用例:又一時間ばかりの立ちん坊、疲をやすめんと浴したるは冷水浴。
『文藝倶楽部(第2巻第6編)』 1896年5月10日 櫻里女
語釈:〔名〕皮膚を強くするため、起床後などに冷水を浴びること。

コメント:少し遡ると思います。

編集部:第2版では、徳富蘆花『思出の記』(1900-01)の例が早いのですが、5年ほどさかのぼることになります。「年寄りの冷や水」という言い方は江戸時代からありますが、健康療法と結びつく「~浴」という言い方は、近代以降ということでしょうか。

著書・作品名:文藝倶楽部(第2巻第6編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年5月10日

著者・作者:櫻里女

掲載ページなど:212ページ

発行元:博文館