れいすいよく【冷水浴】
読者カード 用例 2024年08月13日 公開
用例: | 又一時間ばかりの立ちん坊、疲をやすめんと浴したるは冷水浴。 |
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『文藝倶楽部(第2巻第6編)』 1896年5月10日 櫻里女 | |
語釈: | 〔名〕皮膚を強くするため、起床後などに冷水を浴びること。 |
コメント:少し遡ると思います。
編集部:第2版では、徳富蘆花『思出の記』(1900-01)の例が早いのですが、5年ほどさかのぼることになります。「年寄りの冷や水」という言い方は江戸時代からありますが、健康療法と結びつく「~浴」という言い方は、近代以降ということでしょうか。
著書・作品名:文藝倶楽部(第2巻第6編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年5月10日
著者・作者:櫻里女
掲載ページなど:212ページ
発行元:博文館