日国友の会

そめる【染】

読者カード 用例 2024年06月07日 公開

2020年10月09日 古書人さん投稿

用例:堂々たる大家と自らも人も許せる作家すら早く已に指を飜案に染めて斬新の誉れを博しつゝありしは隠れ無き事實なり、〔文學・明治廿八年の文學界(一)〕
『太陽(第貮巻第壹號)』 1896年1月5日 編輯兼発行人 岸上 操
語釈:〔他マ下一〕[文]そ・む〔他マ下二〕(5)(「手をそめる」などの形で)ある物事を始める。その事に関係する。

コメント:解釈5の事例で遡ります

編集部:第2版では、菊池寛『藤十郎の恋』(1919)の例が早いのですが、さらに、23年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹號)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:編輯兼発行人 岸上 操

掲載ページなど:104ページ上段後ろから10行目

発行元:博文館