日国友の会

うらせんけ【裏千家】

読者カード 用例 2024年06月07日 公開

2020年10月10日 古書人さん投稿

用例:然れども頃者説を為すものありて、茶道は裏(ウラ)千家(ケ)の流れを汲み、挿花は遠州流の雅を學び、〔雑録・沙地浪宅に遊ぶ記〕
『文藝倶楽部(第二巻第十編)』 1896年8月10日 思案外史記
語釈:茶道流派の一つ。三千家の一つ。利休の孫宗旦の四男宗室を開祖とする。宗室が父から譲られた隠居所今日庵(茶室)が本家の裏手にあたるので、この称がある。不審庵を相続した表千家と区別していわれる。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、平出鏗二郎『東京風俗志』(1899-1902)の例が添えられていますが、さらに、6年さかのぼります。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年8月10日

著者・作者:思案外史記

掲載ページなど:177ページ上段後ろから4行目

発行元:博文館