日国友の会

だんぺんてき【断片的】

読者カード 用例 2024年06月10日 公開

2020年10月10日 古書人さん投稿

用例:憾むらくは頗る其断片的なるを、若し二三の才子茲に協力して更らに深く、更らに廣く、時に餘暇を偸みて一層立派なる「寶島」「渠女」に類するの作を出すあらば、〔文學・更らに新しき名を傳へよ〕
『太陽(第貮巻第壹號)』 1896年1月5日 編輯兼発行人 岸上 操
語釈:〔形動〕きれぎれであるさま。ばらばらで、まとまりのないさま。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、島崎藤村『破戒』(1906)の例が早いのですが、さらに、10年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹號)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:編輯兼発行人 岸上 操

掲載ページなど:107ページ下段9行目

発行元:博文館