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てっぷん【鉄粉】

読者カード 用例 2021年04月11日 公開

2020年10月11日 ubiAさん投稿

用例:磁石にて鉄粉を撰出する試驗をなす
〔大正七(1918)年八月二十七日〕
『寺田寅彦日記』 1918年8月27日 寺田寅彦
語釈:〔名〕鉄の粉末。鉄のこな。薬用としたり、花火の合薬に加えたり、また蒔絵(まきえ)に用いたりする。

コメント:第二版に載っている辞書類(1873)以外の文例(1961)よりもさかのぼるので。

編集部:第2版では、伊藤謙『薬品名彙』(1873)の例が早く、文例としては河野多恵子『幼児狩り』(1961)よりも43年さかのぼります。

著書・作品名:寺田寅彦日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1918年8月27日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:367ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十二巻』、一九五一年四月五日第一刷発行、一九八六年七月七日第二刷発行〕

発行元:岩波書店