日国友の会

ばれい【馬齢】

読者カード 用例 2024年06月10日 公開

2020年10月12日 古書人さん投稿

用例:夫れより大阪緒方洪庵先生の門に入り學業稍々成りて江戸に來りしは安政五年即ち馬齢二十五歳の時なり〔文學・福澤先生〕
『太陽(第貮巻第壹號)』 1896年1月5日 МK生
語釈:〔名〕年齢のわりにはこれといった成果をあげることがなかったとして、自分の年齢をへりくだっていう語。犬馬の年。馬歯。「馬齢を重ねる」「馬齢を加える」

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、徳冨蘆花『黒潮』(1902-05)の例が早いのですが、さらに、9年ほどさかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹號)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:МK生

掲載ページなど:109ページ下段5行目

発行元:博文館