日国友の会

ニコル

読者カード 語釈 2024年06月14日 公開

2020年10月15日 古書人さん投稿

用例:曰く白光を用ひて「ニコル」を直交の位置に置き、石英板を挿入し、解析「ニコル」を左右に廻轉すれば、干渉圏(Interference-figure)の中央の色は種々に變ず、〔科學・田口卯吉氏の科學説を駁す〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 佐藤傳藏
語釈:〔名〕「ニコルプリズム」の略。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この語形で一般名詞としては立項されませんでした。ちなみに、「ニコルプリズム」の語釈は「(英Nicol prism)方解石の複屈折を利用して作られた偏光プリズム。稜に平行な光線を送ると直線偏光が得られる。一八二八年、イギリスの物理学者W=ニコルが考案」となっています。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:佐藤傳藏

掲載ページなど:116ページ下段10行目

発行元:博文館