日国友の会

えんへんこう【円偏光】

読者カード 用例 2024年06月14日 公開

2020年10月15日 古書人さん投稿

用例:此の如く水晶の何物たるを記載し、黒曜石の何物たるを記載し、緑玉の多色性(Pleochroism)を記載し、石英板の圓偏光(Circular polarization)を為すことを記載す〔科學・田口卯吉氏の科學説を駁す〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 佐藤傳藏
語釈:〔名〕「かいてんへんこう(回転偏光)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:2022年9月23日付けで、ubiAさんに、江上不二夫(編)『生命の起原と生化学』(1958)の例をご紹介いただいていますが、さらに、62年さかのぼります。ちなみに、「回転偏光」の語釈は「方解石のような複屈折を示す物質の光軸に対して、垂直に直線偏光を通した場合に生ずるような偏光面が、光の進行とともに回転する偏光」となっています。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:佐藤傳藏

掲載ページなど:116ページ下段後ろから5行目

発行元:博文館