日国友の会

ぶんぴ【分泌】

読者カード 用例 2024年06月15日 公開

2020年10月18日 古書人さん投稿

用例:蓋し動物の肉は、窒素に富むを以て、之が供給あれば、葉面(えうめん)に具へられたる腺は、其刺激に應じて、直に消化液を分泌(ブンピ)し、〔科學・食蟲植物の話〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 安田 篤
語釈:〔名〕「ぶんぴつ(分泌)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:2008年5月21日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、10年さかのぼります。ちなみに、「ぶんぴつ」の語釈は「液が外ににじみ出ること。特に、細胞が生命の維持に必要な物質を産出し、それを細胞外に放出する現象」となっています。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:安田 篤

掲載ページなど:122ページ上段後ろから1行目

発行元:博文館