日国友の会

べんまく【弁膜】

読者カード 用例 2024年06月15日 公開

2020年10月18日 古書人さん投稿

用例:或は葉に小嚢あり、其一端に瓣膜(ベンマク)を具へたる口ありて、此中に入り來りたる動物を捕獲するものあり、〔科學・食蟲植物の話〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 安田 篤
語釈:〔名〕心臓、静脈、リンパ管の内部にあり、血液やリンパ液の逆流を防ぐ膜片。弁。

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が早いのですが、文章例としては、北杜夫『夜と霧の隅で』(1960)の例よりも64年さかのぼることになります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:安田 篤

掲載ページなど:123ページ上段10行目

発行元:博文館