日国友の会

むしとりすみれ【虫取菫】

読者カード 用例 2024年06月15日 公開

2020年10月18日 古書人さん投稿

用例:今食虫植物の主なるものを擧ぐれば、「ハヘトリグサ」、「ムジナモ」、「モウセングサ」、「イシモチサウ」、「ムシトリスミレ」、「タヌキモ」、「ヘイシサウ」、「ウツボカヅラ」等なり、〔科學・食蟲植物の話〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月20日 安田 篤
語釈:〔名〕タヌキモ科の多年草。北海道・本州・四国の高山の湿った岩地に生える食虫植物。高さ約一〇センチメートル。葉は厚くてもろく長楕円形で根ぎわにロゼット状につく。葉面に粘液を分泌する腺毛が密にあり、小虫を捕える。夏、一~三本の花茎をのばし、先端にスミレに似た淡紫色の花をつける。学名はPinguicula vulgaris var. macroceras 《季・夏》

コメント:遡ります

編集部:2009年11月25日付けで、郁文舎編輯所『理科辞典』(1904)の例をご紹介いただいていますが、さらに、8年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:安田 篤

掲載ページなど:123ページ下段5行目

発行元:博文館