日国友の会

ムガールていこく【—帝国】

読者カード 用例 2024年06月21日 公開

2020年10月23日 古書人さん投稿

用例:顧テ莫臥爾帝国ノ史ヲ閲スルニ一千六百五十八年アクバルノ後胤ヲーラングゼベハ位ヲ繼キ〔近世史記〕
『亜細亜及東印度地誌(百科全書)』 1879年 四屋純三郎(訳)
語釈:(ムガールは Mughal)インド史上最大にして最後のイスラム王朝(一五二六~一八五八)。チムールの子孫バーブルがデリーを占拠して建国。第三代アクバルはアグラに都して、版図を拡大し、第五代シャー=ジャハーン、第六代アウラングゼーブのときに最盛期を迎えた。その後、内乱・諸侯の自立により急速に衰退、西欧勢力の進出に抗することができず、セポイの反乱を機に一八五八年イギリスに滅ぼされた。

コメント:取り敢えず

編集部:2008年3月7日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、26年さかのぼります。

著書・作品名:亜細亜及東印度地誌(百科全書)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1879年

著者・作者:四屋純三郎(訳)

掲載ページなど:64ページ後ろから4行目

発行元:文部省(再版発行所 青史社)