びりり
読者カード 用例 2024年06月27日 公開
用例: | 「國賊!これで何(ど)うだ。」海野はみづから手を下ろして、李花が寝衣の袴の裾をぴりゝとばかり裂けり。〔小説・海城發電-第七〕 |
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『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 泉 鏡花 | |
語釈: | 〔副〕(多く「と」を伴って用いる)「びりっと」に同じ。 |
コメント:解釈1の事例で遡ります
編集部:第2版では、夏目漱石『虞美人草』(1907)の例が早いのですが、さらに、11年さかのぼります。ちなみに、「びりっと」の語釈は「(1)紙や布が勢いよく裂ける音を表わす語。びりり」となっています。
著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月5日
著者・作者:泉 鏡花
掲載ページなど:176ページ上段6行目
発行元:博文館