日国友の会

えんきせいしきそ【塩基性色素】

読者カード 項目 2024年06月28日 公開

2020年10月28日 古書人さん投稿

用例:黴菌ヲ染色スルニ要スル色素ハ鹽基性色素就中大概ハフクシン、ゲンチアナビヲレット、メチーレン靑ナリ〔附録・第十七章〕
『臨床醫典』 1898年1月2日 筒井八百珠(編)
語釈:〔名〕溶液中では酸性を示す色素。この色素は塩酸などの強酸と塩をつくるため、水溶液は酸性を示す。塩基性水溶液において染色性が高く、主として核の染色に使う。〈以下略〉〔『旺文社生物事典』@JapanKnowledge〕

コメント:遡ります

編集部:2020年8月20日付けで、渡辺格(監修)『バイオテクノロジー用語小事典』(1990)の例をご紹介いただいていますが、さらに、92年さかのぼります。

著書・作品名:臨床醫典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1898年1月2日

著者・作者:筒井八百珠(編)

掲載ページなど:638ページ5行目

発行元:南江堂