ふりそでかじ【振袖火事】
読者カード 用例 2021年05月13日 公開
用例: | 振袖火事として知られた明曆の大火は云ふ迄もなく、 |
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『函館の大火に就て』 1934年5月 寺田寅彦 | |
語釈: | 明暦三年(一六五七)一月一八・一九両日にわたって江戸の大半を焼きつくした大火。本郷丸山の本妙寺で施餓鬼のために焼いた振袖が空に舞い上がって火事の原因となったのでこの名がある。死者一〇万八〇〇〇人に達し、その供養のため両国に回向院が建てられた。復興にあたって江戸の市街が再整備された。明暦の大火。丸山火事。 |
コメント:用例が載っていないので。初出(昭和九年五月、中央公論)とあります。
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:函館の大火に就て
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年5月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆四 1992年3月4日第1刷発行、570ページ本文4行目
発行元:岩波書店