日国友の会

うたごころ【歌心】

読者カード 用例 2024年06月28日 公開

2020年10月29日 古書人さん投稿

用例:抑も歌心(ウタゴコロ)は優美、高尚、雅到なるものにして、人生に取りては、脂肪の如く、亦血液に似て、必ずや無くてはならぬものなり。〔家庭・新年歌がるた〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 紫苑山人
語釈:〔名〕(4)歌にこめた心情。歌唱の中にこめられた心情。

コメント:解釈1の初事例です

編集部:第2版では、このブランチに用例を添えることができませんでした。「歌心」もともと多義的に解釈されますが、この場合は「(1)和歌の意味。和歌の内容。歌の心」というよりは、人生にとって欠くべからざるものという意味ですので、(4)の用例と解釈しておきます。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:紫苑山人

掲載ページなど:142ページ下段後ろから4行目

発行元:博文館