日国友の会

だっしょくやく【脱色薬】

読者カード 項目 2024年06月30日 公開

2020年10月30日 古書人さん投稿

用例:着色後更ニプレパラートヲ脱色薬中ニ置カザルヲ得ズ〔附録・第十六章〕
『臨床醫典(増訂15版)』 1904年4月 筒井八百珠(編)
語釈:〔名〕「だっしょくざい(脱色剤)」に同じ。

コメント:取り敢えず。脱色剤よりも脱色薬の方が先に使われていたのでは

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「脱色剤」の語釈は「繊維上から色を除去する薬剤。炭酸ソーダ、アンモニア、蓚酸、塩酸、硫酸など色相分を溶解するものと、ハイドロサルファイト、酸性亜硫酸ソーダ、漂白粉、重クロム酸カリ、硝酸など色素成分を破壊して無色または淡色にするものとがある」となっています。

著書・作品名:臨床醫典(増訂15版)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1904年4月

著者・作者:筒井八百珠(編)

掲載ページなど:642ページ3行目

発行元:南江堂