日国友の会

ぜいりゅう【贅瘤】

読者カード 用例 2024年07月01日 公開

2020年10月30日 古書人さん投稿

用例:錯綜する自然の現象には、多くの場合風景の調和を缺くと思意せらるる余蘖がある。之を畫圖に上すに當って取捨せねばならぬ贅瘤(ゼイリウ)がある。
『日本の山水』 1916年6月15日 河東乗五郎
語釈:〔名〕無用のものであるこぶ。転じて、あっても必要ないもの。無用のもの。

コメント:和文例がないので

編集部:第2版では、漢籍のほかに、『常山文集』(1718)の例が添えられていますが、確例はこれが初めてですね。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年6月15日

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:51ページ7行目

発行元:松本商会出版部