日国友の会

かざきりばね【風切羽】

読者カード 用例 2024年07月01日 公開

2020年10月31日 古書人さん投稿

用例:❸風切羽の上面と下面とには雨覆羽(あまおほひばね)〈略〉がある。風切羽に比して短小且つ柔軟であって、風羽の基部を被ふものである。〔第二篇・脊椎動物・鳥類・七〕
『内外普通脊椎動物誌』 1935年5月5日 秋山蓮三
語釈:〔名〕鳥類の羽毛の一種。前肢から後方に向かって生えている一列の大きな羽毛で、翼の主要部をなす。手首にあたる場所より先端に生えているものを初列(または第一)風切羽、腕にあたる部分のものを次列(または第二)風切羽という。一般に初列風切羽は一〇枚か一一枚、次列風切羽は大きな鳥ほど多くて九枚から三七枚。かざきり。かざきりば。かぜきりばね。かぜきりば。

コメント:確例ではありませんが遡ります

編集部:第2版では、岡本かの子『生々流転』(1939)の例が添えられていますが、さらに、4年さかのぼります。確例が欲しいところではあります。

著書・作品名:内外普通脊椎動物誌

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年5月5日

著者・作者:秋山蓮三

掲載ページなど:331ページ後ろから4行目

発行元:受験研究社