日国友の会

べっしょ【別墅】

読者カード 用例 2024年07月05日 公開

2020年11月03日 古書人さん投稿

用例:葉山逗子等に別墅(ベッショ)を構ふ紳士は、其海上の富士を我家の珍寶(ちんぱう)となすが如きである。〔富士山〕
『日本の山水』 1916年6月15日 河東乗五郎
語釈:〔名〕(「墅」は、田野の中の仮廬の意)本宅と離れた地に別に設けた家。別荘。

コメント:和文例がないので

編集部:第2版では、漢籍『晋書』のほかに、国書から『続日本紀』『奥の細道』に加え、近代例として明治初期の漢語辞書『布令字弁』(1868-72)の例が添えられていますが、近代の散文からの確例としても補いところですね。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年6月15日

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:71ページ3行目

発行元:松本商会出版部